マテリアリティ・マネジメントENGLISH

マテリアリティ(重要課題)とは、、企業の価値創造プロセスに実質的な影響を与える事象です。当グループは、中長期的な視点から優先的に取り組むべき課題としてマテリアリティを特定し、経営のトップレベルで対応するマテリアリティ・マネジメントを推進しています。

マテリアリティとは

環境・社会問題が深刻化する中、リスク管理、収益機会の両面からサステナビリティを経営課題に取り込む企業が増えています。当社のマテリアリティは、当グループの中長期的な企業価値に与える影響と当グループがステークホルダーとの関係を通じ社会へ与える影響の両面から特定されています。この過程で、ガバナンスを含む経営基盤に関わるテーマや、社員やコミュニティとの関係性を含む社会的なテーマ、資源やエネルギー問題とも直結する環境的なテーマが考慮されることから、当グループではマテリアリティをESG(環境・社会・ガバナンス)と重なり合うものと認識しています。

三井住友トラスト・グループのマテリアリティマップ

マテリアリティの特定プロセス

当グループは、2015年にマテリアリティマップを作成し、「最もマテリアリティが高い領域」に位置する項目を中心に取締役会での話し合いやインターナル・エンゲージメントを行っています。マテリアリティの策定プロセスは以下のとおりです。

マテリアリティの活用方法

当社はマテリアリティ項目を経営の課題と考えて対応しています。取締役会では、当グループのコーポレートガバナンス基本方針(第3条-4)に記載された「取締役会が取り組むべきサステナビリティをめぐる環境・社会的な課題」に対応するものとマテリアリティを位置付け、マテリアリティの高いテーマを中心に多面的な議論を行い、当グループが進むべき方針を決定しています。

(1)リスク委員会
当社は、会社法により設置が求められる指名・報酬・監査の3つの委員会に加え、取締役会の諮問機関として独立社外取締役が参画するリスク委員会を設置し、コーポレートガバナンスの実効性を確保するとともに、当グループのビジネスモデルの健全性および信頼性、ならびに経営の透明性をより一層高めています。リスク委員会は、当グループの経営を取り巻く環境、トップリスク、およびマテリアリティに関する事項に関して、取締役会からの諮問を受けて、その適切性等について検討し、答申を行います。

(2)インターナル・エンゲージメント
インターナル・エンゲージメントとは、経営企画部CSR推進室が「擬似投資家」となってマテリアリティの高い業務の担当部署と行う対話(エンゲージメント)のことです。外部の機関投資家やステークホルダーと直接対話を行うことが少ない部署が投資家視点での課題を認識し、具体的な対応を検討するきっかけを創出します。インターナル・エンゲージメントの結果は取締役会に報告しています。
2016年度においては、高マテリアリティ項目の中から市場の注目度の高い下記の4テーマに絞り込み、関係部署へのエンゲージメントを実施しました。

テーマ1:コーポレート・ガバナンス

エンゲージメント実施部署:総務部
日本の企業統治改革を受け、取締役会の構成や役員報酬等のガバナンステーマについて、投資家の関心が非常に高まっていることを共有し、ガバナンス体制の強化に向け、情報をインプット。

テーマ2:人的資本の強化と企業価値向上

エンゲージメント実施部署:人事部
国内外で人的資本評価を投資判断に取り入れる動きが活発化してきており、人事政策と企業価値の関連性についての開示要請が高まっている現状を共有し、当グループにおける人的資本の強化と企業価値向上の関連性明確化に向けた議論を実施。

テーマ3:海外における贈収賄防止

エンゲージメント実施部署:コンプライアンス統括部
米国の海外腐敗行為防止法(FCPA)をはじめとして世界各国で海外贈賄防止規制が強化されていることから、投資家の関心が高まっている現状を共有し、当グループにおける贈収賄防止の取り組み内容について、再確認すべく議論を実施。

テーマ4:気候変動問題

エンゲージメント実施部署:ホールセール企画部
気候変動に関するパリ協定の締結を受け、国際金融当局、金融機関、機関投資家の間で急速に気候変動リスクに対する関心が高まっていることを共有し、当社の事業に与える影響などを議論。

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