CEOメッセージ
皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
私たち三井住友トラストグループは、2024年4月15日に創業100年を迎えました。これまで支えていただいたステークホルダーの皆さまに、心から感謝いたします。
2023年5月に公表した中期経営計画では、2030年のありたい姿としてROE10%以上を掲げたうえで、2025年度にはROE8%以上を達成し、早期にPBR1倍以上を目指すこととしました。
足もとでは、金利・株価や賃金の上昇トレンドにより、長年続いたデフレからの脱却が確からしくなってきました。2024年度は、こうしたマクロ環境の追い風を受け、利益計画の1年前倒し達成を狙っているところです。
また、当グループの成長を皆さまにご確認いただくために、AUF(Assets Under Fiduciary)という指標を新たに導入しました。AUFは信託グループとして取り組む幅広いビジネスの規模を示すもので、資産運用・資産管理などの信託関連ビジネスと投融資などの銀行ビジネスの規模を加えた数値です。
このAUFが増えていくことは、当グループだけではなく、社会やお客さまの価値を高め、社会課題解決と市場の創出・拡大に貢献できていることを示すことになりますので、ぜひ注目して下さい。
当グループ100年の歩みは、社会や経済とともに発展してきた信託の歴史そのものです
人生100年時代や脱炭素化など、我が国が抱える社会課題の解決には、戦後の経済復興や国民の資産形成に貢献してきた信託の力が必要とされています。
創業から続く最善至高の信義、誠実をもって社会やお客さまとともに課題に対峙し、豊かな未来づくりに貢献してまいります。
今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2024年10月